木造から石造りへ

日本橋のエリアは、町の名前から歴史を感じさせるものばかりです。現在は、日本橋川のほぼ全部が、首都高の高架で覆われています。空が見えないという不満があります。昭和の時代に高度経済成長を最優先したために、あの形になりました。そのときは、車社会を象徴する風景に未来を感じたのかもしれません。ただ、今では、あの高架を見て、ガッカリする人の方が多いのではないでしょうか。ドラマでも出てきた麒麟像がとても窮屈そうに見えます。明治時代に、初めて石で建造されたのが、今の日本橋です。あれが19代目です。木造から石造りへの橋の架替というのは、江戸から東京へ以降することを日本中に知らしめる大イベントだったそうです。その欄干に立つ獅子像と麒麟像。これらはそれぞれ守護と繁栄を象徴した生き物だそうです。日本人の明治への想いを表現しているといえます。

投稿を作成しました 35

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です