東京メトロの歴史

東京と横浜を結ぶ日本最初の鉄道開業から遅れること約半世紀となる1927年に日本発の地下鉄が浅草~上野間で開業。それまでの都心の足といえば郊外から都心へ乗り入れてくる国電となる省線電車、民営鉄道、今の山手線となる環状線(わずか2年前に環状となる)と市有化されていた路面電車。増加する都心への流入に対応するには路面電車では限界と考え始めていた一部鉄道関係者は、すでに海外で運行が始まっていた地下鉄を1914年のイギリスの地下鉄を皮切りにパリやニューヨークなどを視察し、これからの都心での中心となる足はこれだ、と確信したと言われています。開業当時の東京地下鉄道株式会社(現/東京メトロの前身)は、そのあと新橋~上野間が、さらに東京高速鉄道株式会社による新橋~渋谷間の開業で今の銀座線が全線開通となり、1941年に設立された帝都高速鉄道(その後「営団地下鉄」となる)に譲渡されるという経緯のあとは路線の拡充にあてられていた為どちらかというと地上を走る鉄道会社が進めていた沿線の宅地開発やショッピング施設等の充実は後回しとなっていた感がありました。

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